ハンザ同盟の女王リューベックへ ― 世界遺産の旧市街(DAY16)
🧭 これは 2025年8月 のヨーロッパ大陸を旅した記録です。同じ旅の記事を見る →
訪問先
今日は、ドイツ北部・シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州の街、リューベック(Lübeck)へ。「ハンザ同盟の女王」と称される、世界遺産の街です。女王?!そんな言葉を聞いたら、行ってみたくなるに決まっています。象徴の城門「ホルステン門」と、レンガ造りの美しい旧市街が待っています。
ルート
ローテンブルク(Rotenburg an der Wümme) →(車)リューベック →(車)ロストック。
地図上の赤い番号ピンは、だいたいこの順番で見てください。
1. ローテンブルク(Rotenburg an der Wümme)
2. リューベック(Lübeck)
3. ロストック(Rostock)
宿の朝ごはんから、旧市街へ
※ 写真の時刻は現地(ドイツ)の時間です。日本との時差は7時間。
ローテンブルクの宿・Casa Lindaの朝。キッチンつきのアパートメントなので、朝ごはんは部屋でゆっくりと。




旧市街をさんぽ
朝ごはんを食べたら、車でリューベックへ。旧市街に入ると、さっそくレンガの街並みがお出迎えです。
まずは、聖マリア教会(Marienkirche)の前にある「悪魔(Teufel)」の像。
ちなみにこの像の周りには、観光客がたくさんいました。
ということで帰国後調べてみました。
こんな伝説があるみたいです。
昔、聖マリア教会を建て始めたとき、悪魔がやってきて
「何を建ててるんだ?」と聞きました。
町の人たちは、「ワイン酒場だよ!」とウソをつきます。
酒場なら人間がたくさん堕落するので、悪魔は喜んで建設を手伝いました。
ところが建物が完成に近づくと、「これ、教会じゃないか!!」と気付き激怒。
巨大な岩を持ち上げて教会を壊そうとします。
そこで町の人が「待って!教会の隣に本当に酒場を作るから!」
となだめたため、悪魔は岩を投げるのをやめ、その場に岩を置きました。
その岩が「悪魔の石(Teufelsstein)」で、悪魔は今でもその上に座っている──という伝説です。
角がピカピカなのは?
よく見ると、角だけ金色っぽく光っていますよね。
これは世界中の観光客が「幸運が訪れる」と言われて角を触るので、そこだけ磨かれたように光っているんです。


大好物のソーセージ
マルクト広場では、ちょうど市場が開いていました。屋台から、焼きたてソーセージのいいにおい。大好物です。正直、1日3食ソーセージでもいいくらい。


ちなみにこの時点でハルの機嫌は悪くなっていました。なにかが欲しかったみたいです。
案の定、荒れ始めたので、市場の八百屋さんの屋台でくだものを少しだけ買いました。


ホルステン門と、レンガの街
いよいよ、リューベックの象徴・ホルステン門へ。大きな街なので、じっくり見たのはこのあたりまで。それでも、この門の迫力だけで来たかいがありました。
ちなみに、ホルステン門について調べてみたところ「お金持ちだったハンザ都市リューベックを守るための、巨大な玄関口」のようです。
では、なぜ造られたのか。15世紀のリューベックは、ハンザ同盟の中心都市として北ヨーロッパ有数の貿易都市でした。豊かな町だったため、敵に攻め込まれないように城壁と堀で町を囲み、その西側の入口として1464〜1478年にホルステン門が建設されました。
面白いのは、この門が防衛だけを目的にしていなかったことです。「俺たちはこんなに豊かで強い都市なんだ!」と、商人たちが力を誇示したかったため、巨大で豪華なデザインになっているのだとか。つまりこれは「見せるため」の建物でもあったのです。




大奮発ランチ ― 船乗りギルドの館で
このあとのランチは、旅ではめずらしく大奮発! ホルステン門から歩いて7〜8分のところにある、Schiffergesellschaft(シッファーゲゼルシャフト)というお店です(住所は Breite Straße 2)。
1535年に建てられた船乗りギルド(船員組合)の会館を、そのままレストランにした、リューベックを代表する老舗。天井いっぱいに帆船の模型が吊るされ、重厚な木造の梁とランタンの灯りが、中世ハンザ都市の空気をそのまま残しています。名物は、ドイツ北部らしい魚料理と肉料理。
正直、入り口に立ったときは「子ども連れにはちょっと無理かも?!」と思いました。でも、入ってみたら全然大丈夫。お客さんも入れ替わり立ち代わり、にぎやかなお店でした。
値段は少し高めだけれど、料理だけでなく「歴史ある建物で食事をする」という体験ごといただく感じ。この日いちばんの出費になりました(費用表をどうぞ)。
店内のようすは、動画でどうぞ。
ひとやすみ、そしてロストックへ
おなかいっぱいになったら、古いレンガの建物の前の小さな庭で、のんびりひとやすみ。帰りにスーパーで買い出しをして、今日の宿がある港町・ロストックへ向かいました。


泊まった宿
Appartement Vermietung Brunner(Schweriner Str. 57, 18069 ロストック)。
「清潔・静か・アクセス良し」の三拍子がそろったアパートメントでした。何よりオーナー夫妻の温かなおもてなしが印象的で、口コミ評価の高さにも納得です。
部屋がたくさんあって、大きなベッドが3つ。まるで迷路のようで、子どもたちは大喜びでした。トイレとシャワールームが部屋の真ん中にあるのも新鮮な造り。動線が気になる方もいるかもしれませんが、、、
敷地内に無料の駐車場があるのも、車の旅にはありがたいところ。ヴァルネミュンデ観光の拠点としてもおすすめですが、車がないとなかなか行きづらい場所ではあります。
宿のようすは、動画でどうぞ。
この日の費用
| 項目 | 現地通貨 | 日本円 | 割合(円ベース) |
|---|---|---|---|
| ランチ(大奮発!) | €78.67 | ¥14,010 | |
| スーパー買い物(REWE) | €52.39 | ¥9,330 | |
| スーパー買い物 | €37.73 | ¥6,720 | |
| リューベックのおみやげ | €7.90 | ¥1,406 | |
| 八百屋 | €0.80 | ¥137 | |
| 八百屋 | €0.80 | ¥137 | |
| 合計 | €178.29 | ¥31,740 |
(※ 現地通貨はユーロ。日本円は当時のレートでのおおよその金額です。)